日本酒とワインについて徹底解説!

日本酒とワインについて徹底解説!

 



日本酒を飲むのにおすすめのワイングラス

 

日本酒造りに適される酒米(さかまい)は山田錦、五百万石、美山錦などが中心です。一方で、ワインは世界中で様々なブドウから造られています。ワインは一般的にブドウ品種ごとや赤や白などの作り方でグラスを分けることがありますが、日本酒は原料の品種ごとに変えることはほとんどありません。とは言え日本酒をより美味しく飲むためにはどのようなグラスが良いのでしょう。

 

昔から日本酒を飲むために使われているお猪口は、飲み口が外側に広がった形状のものが一般的です。この形は口に入れた時に日本酒が口中に広がりやすく、味わいを豊かに感じやすいことが特徴です。キレは変わらず存在するため、全体としてバランスも良く、日本酒の魅力を引き出せているでしょう。ある意味、万能型です。

 

日本酒をワイングラスで飲む場合、香りの豊かなものは呑み口がすぼまっていてボウルが広がっているもの、香りが穏やかなものはボウル部分の浅いワイングラスが合っているかもしれません。

またワイングラスで日本酒を飲む際のマナーは、ワインと同様に思っておけば良いでしょう。お猪口やぐい飲みに比べ、ワイングラスは飲み口の汚れが周りの目に触れやすいため、脂ものなどを食べた後は唇の汚れをぬぐってから口をつけると良さそうですね。

 

日本酒セラーって何?

 

日本酒セラーとはワインのように、日本酒を適温で保存するためのものです。セラーとはもともと「地下貯蔵庫」という意味です。

 

ワイン人気が高まり、自宅でもワインを楽しみたいという声から業務用のセラーだけでなく家庭用のセラーも普及しつつありますが、近年の日本酒ブームや若い層からの人気によって日本酒も同様に家庭向けのセラーが続々登場しています。


アルコール度数の高い蒸留酒であるウイスキーや焼酎とは違い、日本酒やワインなどの醸造酒は温度変化や空気との接触、紫外線などの影響で劣化しやすい飲み物です。

 

開栓後も美味しく飲むためには一定の温度を保つ必要がありますが、普通の冷蔵庫は頻繁に開けたり閉めたりするため庫内の温度が変化してしまう恐れがあります。

 

また日本酒の場合、一升瓶だと普通の冷蔵庫では立てて収納することが難しく、横置きにせざるを得ないことも。寝かせてしまうと空気との接触面積が大幅に増え、劣化に繋がる可能性もあります。


日本酒セラーは一升瓶に対応しているものが多く、立てて保存可能です。普通の冷蔵庫に比べて開け閉めが少なく、温度も一定に保てるため開栓後も美味しく飲める可能性が高まります。温度調節が細かくできる機種もあるため、日本酒の種類に応じて最適な温度での保存が可能です。季節によって温度を変えることで、より心地いい口当たりに調節することも出来ますね。

 

ワイン酵母の日本酒とは

 

酵母は原料の糖分をえさにアルコールを作り出す、アルコール飲料を作る上で欠かせない菌です。アルコール以外にも炭酸ガスや香りの成分、味わいに関わる乳酸やリンゴ酸、アミノ酸などの有機酸を生み出します。そのアルコール飲料の個性を作り出すうえで、とても重要です。


日本酒造りでは清酒酵母がスタンダードですが、清酒酵母よりも多彩な酸を表現できるのがワイン酵母です。日本酒由来の米の甘味とワイン酵母の酸味がマッチし、より個性的な日本酒が近年増えています。蔵ごとに個性を出すことが出来るため、日本酒でも人気を確立している酒蔵でもワイン酵母を使った日本酒造りに挑戦しています。


ワイン酵母を使用した日本酒の特徴としては、まずはワインボトルのようなデザインが挙げられるでしょう。酒屋でワイン酵母の日本酒とワインボトルを比べると「どっちが日本酒でどっちがワインか分からない」というほど、日本酒の瓶にはあまりなかったポップでカラフルなデザインのものもたくさんあります。

 

甘味を含みやすく酸味も豊かなので、やや甘口の白ワインに似てると感じる方もいるでしょう。アルコール度数は12~13度に抑えられているため、その点も受け入れられやすいようです。ただし、日本酒はアミノ酸が豊かなので旨味成分の違いは大きくあります。

 

日本酒とワインの度数について

 

日本酒のアルコール度数は一般的には15度前後のものが多いです。日本国内で販売できる「日本酒(清酒)」と表記されたアルコール飲料は、アルコール度数が22度未満と定められているため、そもそも22度以上になると日本酒としては販売することはできず、雑酒として販売されます。

 

日本酒として美味しく飲めるのが15~16度のアルコール度数のため、多くの日本酒が日本酒を作る際に加水調整といって度数の高い原酒に水を加えることで味わいを整えています。


対してワインはアルコール度数の幅が大きいと言えるでしょう。一般的に売られているスティルワインと言われる非発泡性のワインで9~15度です。幅がある理由として挙げられるのは、原料となるブドウの持つ糖度です。日本酒と違ってワインは世界中で作られています。

 

北欧のように寒い地域もあれば、オーストラリアやアメリカ、中でも生産量の多いカリフォルニアなどは日照量が多く、温暖な気候です。寒い地域のブドウではすっきりとした酸が特徴のシャープなワインが作られ、反対に温かい土地のブドウは糖度が高く、アルコール度数の高いふくよかなワインができやすいと言われています。

 

発泡性のスパークリングワインは10~12度です。他にも酒精強化ワインと言われる15~22度くらいまで度数を高めたワインや、途中でアルコール発酵を止めて作る5~9度くらいの度数の甘口ワインなどもあります。

 

ワイン樽で熟成された日本酒について

 

海外でも日本酒が注目されている中、欧米の肉を中心とした料理や、こってりとしたボリューム感のある料理にも合う日本酒が求められつつあります。海に囲まれた日本では生の魚をよく食べ、魚料理がメインであった時代があります。淡い魚料理などには「淡麗辛口」との相性が良い傾向です。

 

現代では日本の文化だけにとどまらず欧米化が進み、一般家庭では魚より肉の方が多く食卓に上るという家が多いのも事実です。海外では「日本料理といえば魚料理がメインでヘルシー」というイメージから、それらの料理に合わせる日本酒は肉料理には合わないという先入観を持つ人も未だに少なくありません。


そんな先入観から日本酒を遠ざけてしまっている人にも楽しんでもらえる、日本酒ファンを広く獲得するために出てきたのが樽熟成日本酒です。ワイン樽で熟成させることで、今までの日本酒にはなかった香りや風味を持つ日本酒が誕生しました。

ワイン樽熟成に限らず、しっかりした味わいの日本酒とは肉料理とも合いますので、現代では本当に酒質が多様化しています。

 

ワイン樽特有の複雑なアロマが心地よく、無色透明のものが多かった日本酒に、ワイングラスで色調を見るという楽しみが加わりました。

 

より複雑な香りがあるため、そのアロマを逃がさないチューリップ型のワイングラスがお薦めのようです。グラスを変えて香りの変化を楽しむのも良いですね。

 

普段飲んでいる日本酒とは一味違ったワイン樽熟成日本酒。日本酒が苦手な外国人や新しいものを探している友人を誘い、いつもより少しグラスにもこだわって飲んでみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

 

今回は、日本酒とワインの違いについて徹底解説!というテーマで、ワイングラスで飲む日本酒や日本酒セラーなどに触れました。

 

ぜひ一度飲みながら、再度読んでみてくださいね。

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