一升瓶について徹底解説!何合分あるの?量は?

一升瓶について徹底解説!何合分あるの?量は?|saketaku

 

日本酒の一升瓶の量はどのくらい?

 

日本酒の一升瓶は、一升と呼ばれる計量単位から名付けられた経緯があります。一升は、日本で古くから用いられてきた尺貫法の単位です。

 

尺貫法は、中国を中心とするアジア圏で主に用いられてきました。現代の日本では、日本酒や醤油といった特定の食品を計量するときに、この尺貫法が使われています。親しみやすいところだと、お米の計測は一合と計りますよね。この「合」も尺貫法の一つです。一升をメートル法の単位に換算した場合の容量は、だいたい1800ミリリットルです。メートル法の1800ミリリットルは1.8リットルに該当しますよね。


一升瓶入りで販売されている日本酒には、1.5リットル入りや2リットル入りで販売されているドリンク類に近い容量のお酒が入っていることになります。醤油などの市販の調味料には、一升瓶入りの日本酒と同じ1.8リットル入りで販売されている商品もあります。こういった商品を手にとって量を確認してみると、一升瓶入りの商品にどのくらいのお酒が入っているかがだいたいわかるかもしれません。

 

一升瓶の値段(四合瓶との比較など)は大体どのくらい?

 

日本酒には、一升瓶入りの商品のほかに四合瓶入りの商品もあります。一升瓶入りと四合瓶入りの日本酒は、瓶のサイズはもちろん、内容量や値段が異なります。

 

四合は、メートル法の単位に換算するとだいたい720ミリリットル前後です。日本酒を醸造している蔵元では、銘柄ごとに一升瓶入りや四合瓶入りといった容量が異なる商品を用意しています。


四合と一升の価格差を見てみると、例えばある銘柄は一升瓶の商品が約2,500円、四合瓶の商品が約1,200円です。ちなみに、この2つの日本酒の1ミリリットルあたりの価格は、一升瓶入りが約1.4円、四合瓶入りが約1.6円です。

 

このように、容量違いで存在している日本酒はほとんど四合瓶の方が少し高く、一升瓶の方がお得です。購入するときに、どのくらいの期間で飲み切れるのか等を考慮して購入するのがいいでしょう。ただ、日本酒を日頃から飲むマニアのような方は、あえて途中まで飲んで数ヶ月間は飲まずに保管することもあります。緩やかに進む味の変化を愉しむのも粋でしょう。

 

日本酒の一升瓶は何合?

 

一升瓶の一升は、尺貫法の合に換算すると十合に該当します。一合は、メートル法の単位では約180ミリリットルです。1800ミリリットル入りの一升瓶は、一合の10倍に当たる十合の容量がある計算になります。一升瓶が10合分なのは覚えやすくていいですよね。四合瓶が4合分なので、2.5本分で一升瓶分になります。

 

一升瓶入りの日本酒には、四合入りの商品の2倍以上の日本酒が入っているわけです。十合のイメージがなかなか湧かないときは、米を計量するときのカップを思い浮かべてみるとだいたいの量が把握できるかもしれません。

 

米も一合や二合といった合を単位にして計量します。炊飯器などについている米用のカップは、1カップが一合になるように設計されているのが一般的です。


一合の10倍の量を思い浮かべれば、十合の量もイメージができるでしょう。日本で一合が何合になるかが正式に決定されたのは、明治時代です。以後は、四合が720ミリリットル、十合が1800ミリリットル(一升)として扱われるようになっています。

 

一升瓶の保存

 

一升瓶入りの日本酒を保存するときは、直射日光が当たらない冷暗所を選ぶのがよい方法です。瓶が茶色や緑などの光を遮る色が取り入れられているものであれば、なお良いでしょう。

 

ただ、このような着色された瓶も、保管する環境によっては完全に光を防ぐことが難しくなります。透明な瓶の場合は、光をそのまま通してしまうため、保管場所にはとくに気を付けましょう。内容量が多い一升瓶の日本酒は、飲み切るまで少し時間がかかることもありますよね。


日本酒の味の変化を最小限にするためには、温度変化やお酒と空気の接触をできるだけ避けることが大切です。栓を開けたまま長時間一升瓶を放置したり、栓が緩んでいるのに気付かずに保管をしてしまったりすると、飲み切るまでに味が変化します。特に気温が上がる暑い時期は、冷蔵庫やワインセラーなどに一升瓶を保管しておくのもひとつの方法です。

 

最近は、日本酒の味をほとんど変えずに長期保存できる商品として、瓶内の空気を抜き出して、真空の状態に近づけることができる機器も売っているので、日本酒を長期間楽しみたいということであれば、使ってみるのもいいでしょう。

 

一升瓶のサイズはどのくらい?

 

市販されている一升瓶入りの日本酒は、日本工業規格(JIS)の基準にしたがって瓶のサイズが調整されています。日本工業規格の基準で定められている一升瓶のサイズは、底から開け口までの高さが約395ミリ、底の部分の直径が約105.3ミリ、開け口部分の直径が約30ミリです。

 

このような部分のサイズは、いずれも若干の誤差は許容されています。ただ、基準から大きく外れるのはルール違反になります。一升瓶を目にしたときには、ラベルのデザインやガラスの色などによってサイズが大きく見えたり、小さく見えたりすることがあるかもしれませんね。


しかしながら、実際はこのような基準で一升瓶はすべて同じサイズになるようにつくられています。一升瓶の素材や形も、基本的にはすべて同じです。このような特徴は、瓶を並べてみるとよくわかる可能性があります。ちなみに、瓶のサイズに合わせてつくられるパッケージの大きさも、一升瓶はすべて同じになることが多いです。

 

徳利とお猪口やグラスで日本酒はどのくらい入っているの?

 

居酒屋で日本酒を頼む時に、徳利やグラスに入っている日本酒がどのくらいなのか気になったことはありませんか?

 

基本的に徳利は180ミリリットルです。一升で計算すると徳利10本分に相当します。

 

また徳利の中の日本酒を注いで飲むおちょこですが、これは40〜60ミリリットルと言われています。ちょうど徳利の4分の1くらいの容量です。これを一升と比較するとおちょこ40個分の容量が一升と同等でしょう。

 

そのため、4人で日本酒を飲むときは、お猪口で飲めばちょうど十杯ずつ飲める計算になります。

 

自宅で飲むのは四合瓶と一升瓶のどっちがいいの?

 

日本酒を家で楽しみたいときは、四合瓶と一升瓶はどちらがいいのでしょうか?これは飲む人数と飲む量にも左右されます。

 

例えば、1人がおちょこで4杯飲む場合、徳利で1本分に相当します。そのため、10人の大人数で安く済ませたいし、1本でいいという場合は、一升瓶がいいのではないでしょうか。複数本楽しみたい場合や、少人数の場合は四合瓶がおすすめです。

 

また、宅飲みで一升瓶を購入したい場合は、冷蔵庫のサイズも確認しておきましょう。高さが40cm、その直径は、約10.5cmもあるので、かなり場所をとります。開栓してからの味の変化も多少は許容できる方は冷暗所に保管し、宅飲みや自分用に購入される場合は、四合瓶で購入するケースが多いようです。

 

まとめ

 

今回は、一升瓶について徹底解説!何合分あるの?量は?というテーマで、四合瓶やお猪口の量などに触れました。

 

ぜひ一度飲みながら、再度読んでみてくださいね。

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