酒かすで内側から美肌をつくろう!

酒かすで内側から美肌を作ろう|saketaku

 

2020/12/25更新

 

日本酒は米を元にしたアルコール発酵をしています。醪(もろみ)と呼ばれ、それを搾ると透明な清酒ができあがります。 酒粕は名前の通り、醪を搾った残りかす。

このように酒粕は日本酒を造るときに出来る副産物に過ぎませんが、捨てるにはあまりにももったいない。なぜなら身体に良い影響を及ぼす力を多く秘めているからです。特に女性に嬉しい美肌効果がたくさんあります。

酒粕の中に含まれる成分は、シミ・そばかすの原因を抑える効果や保湿効果があります。酒粕に含まれるたくさんの酵素は腸内環境を改善するので、お通じも良くなります。デンプンを緩やかに分解させる力もあるので、体型の維持にも良いのだとか。

酒粕は、内側から美しくなりたいすべての女性の味方なのです。

簡単!身体が喜ぶ酒粕スイーツレシピ

レシピと言っても、酒粕を薄くスライスしたものに砂糖をまぶしてオーブンで焼くだけ。また、酒粕をお湯に溶かして砂糖を加えれば手作り甘酒ができます。これはアルコール分を微量含んでいますので授乳中の方などはお控えくださいね。一方で米麹と水のみで造られる甘酒はアルコール分は含まれておらず、お子さまも安心して飲むことができるのが嬉しいです。

どちらも簡単で、とても美味しく、身体に良いのでおすすめです。お米だけの優しい甘さが身に沁みますよ。

<豆知識>

ちなみに奈良県の伝統食品「奈良漬」は代表的な酒粕漬けで、およそ1300年も前から奈良時代の上流階級の保存食として珍重され、高級食として食べられていました。酒粕は普通白い色をしているのですが奈良漬けになると茶色のねっとりしたイメージがありませんか?両方とも酒粕なのですが、なぜ茶色かと言うと、奈良漬け用の酒粕は熟成されているからです。酒粕に含まれている糖分とアミノ酸が反応して色が茶色に向かっていきます。旨味成分なども年を追うごとに豊富になっていくので食べても嬉しい食材です。

酒粕の種類と選び方

ちなみに酒粕には色々と種類があります。代表的には以下のものが挙げられます。

・板粕(圧縮された酒粕をはがし揃えたもの)

 これは機械的な搾り方をしている酒蔵が行う方法でできる酒粕です。冒頭でもご紹介した砂糖をまぶして焼く方法で使われることが多いでしょう。

・バラ粕(板状に取れず、バラバラになってしまったもの)

 これは古くからある酒蔵の中でも、時間をかけて搾るタイプでできる酒粕です。粕汁はもちろん、ディップにしたりお料理には最も使いやすいのがバラ粕になります。また液状になっているほど、粕の中にふくまれるお酒の割合が多いので狙って買うのもオススメです。

その他にもこのような粕の種類もあります。

・練り粕(板粕を柔らかいペースト状に練ったもの)

・踏み込み粕(板粕又は、バラ粕をタンクの中で踏み込み空気を追い出し熟成させたもの)

・成形粕(バラ粕を練り込んで棒状に押しだし、板粕状にしたもの)

 

上記の中で、一般的に売られているものは板粕が多いですが、その板粕の中でも大吟醸のものはとくに甘味も多く、華やかな香りも感じられます!また、圧縮機にかけられていない「袋しぼり」からできる酒粕はとても香りが高く、味わいも柔らかく仕上がっています。スタッフも日本酒造りに参画しているのですが、このタイプの酒粕は美味しいのでそのまま食べるほどです。

個人的にはお料理に使うのは、混ぜやすいペースト状のバラ粕がおすすめです。選ぶ際の参考にしてみてください。 酒造りから生まれた奇跡のパウダーを余すこと無く活用して、綺麗なお肌を手に入れて下さいね!

 

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