お米の旨味がはっきりしている日本酒を徹底解説

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こんにちは!

今回は「旨味」のあるお酒について、詳しく解説していきます。

 

こんにちは!

「美味しいと思う日本酒の味を分解してみよう!」は前々回から始まり、1回目はフルーティーなお酒について取り上げワイングラスで飲みたいタイプ、2回目は軽快スッキリで幅広い料理に合わせやすいタイプをご紹介しました。

今回は3回目。旨味がはっきりしているタイプのご紹介です!

みなさんは、「五味」という言葉は聞いたことがありますか?

五味とは、甘味・酸味・塩味・苦味・辛味から出来ている5つの味を指します。五味には含まれませんが、第六の味として候補に上がっている「旨味」が今回のテーマ。日本酒が造られるまでの間でどのようにうま味が生成され、私たちは旨味を感じているのでしょうか。

今回も

基本的な構成

  • 香りと味わい
  • 適切な温度帯
  • 食べ合わせ

[科学的/経験論]な根拠

  • なぜこのような香りになるのか
  • なぜこの味わいになるのか
  • なぜこの料理と合わせるのか
  • なぜこの温度で飲むと更に美味しいのか

上記の項目を取り上げながら「米の旨味がはっきりしている」日本酒の美味しさを分解していきましょう!

【香り】重厚感のある落ち着いた香り

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酒米が収穫期を迎えてずっしり。この中には約8%のタンパク質が含まれています。

全体的な印象は穏やかで、「ヅーン」というような重厚感のある香りの構成となっていることが多いです。この香りの由来となる物質はイソアミルアルコールです。タンパク質が存在する限り、生成する可能性があります。

生成される理由は精米歩合にあります。旨味の強いお酒はお米を削らないことで糖分以外のタンパク質の割合を増やしています。タンパク質は麹によって細かく分解され酵母がアミノ酸を作ります。アミノ酸自体は旨味だけでなく、甘味と苦味を感じやすい性質で「押し味」として余韻を長く感じやすくなります。

【味わい】口に入れた瞬間のボリューム感の強さと余韻の長さ

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京都は熊野酒造さんの「久美の浦」。余韻が長くてアミノ酸を感じられますよ!

甘味と旨味の量が多い可能性が高いです。その中で酸味の存在感や苦味の量で味のバランスが決まっていきます!

このタイプに多い製造上の特徴は精米歩合が高いこと。この前提があったうえで酸度とアミノ酸度のバランスで決まっていきます。

このバランス感については複雑なのでここでは割愛します・・・。

【温度帯】冷酒はもちろん熱燗でも楽しめる!

幅広い温度帯で楽しむことができます。濃醇な味わいなので冷酒でも旨味の存在感を感じることができ、ぬる燗でも甘味・旨味の膨らみが増していきます。

大切なのは温めたときの味わいのバランス。冷酒で飲んだときに甘味が少なくても、少し温めるだけで甘味が増えるを頭に入れておくことで味わいの変化が予想できるようになり、楽しみ方の幅が広がりますよ!

【食べ合わせ】一家に一本は置きたい定番酒

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京都のおばんざい、美味しいですよね。久美の浦との相性も抜群です。

「旨味」は味わいが濃醇に、そしてアミノ酸度が高いと余韻も長くなるため深みのあるお酒と言えます。

うま味×うま味では、くどくなり苦味を感じやすい傾向にあるため、柑橘類などの酸味をアクセントに入れて爽快感を持たせることも大切です。

酸味の強いお酒に酢の物を合わせてると、キュッと締まって刺激感が増したりしますので、基本的には同じ味同士を合わせないようにしましょう。

「補完し合う」食べ合わせをしていくことも料理と共に日本酒を楽しむポイントの1つですよ!

saketakuでお届けしたことのあるうま味が乗った日本酒

・西堀 純米 無濾過

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栃木県西堀酒造の「西堀 純米 無濾過」しっかりと味が乗っています。

・女城主 原酒Special saketaku限定

まとめ

旨味について分解していきましたが、いかがでしたでしょうか?

どのお酒にも甘味・旨味の存在はありますが、

はっきりと感じることができるお酒には普段から家で食べているような食事と一緒に合わせたくなります。

このタイプのお酒の特徴は、

  • 口に含んだ瞬間の甘味や旨味を感じやすく、余韻も長くなることがある
  • 家庭料理と最も合わせやすい
  • 温度帯も幅が聞くため、冬でも夏でも重宝しやすい!

次回は、長年の熟成を経て出来上がった「古酒」。

その香りや味わいは、これまでご紹介したタイプとは一線を画します。

お楽しみに!

「楽しい日本酒講座・全12回」の目次

あなたの常識をぶった切る、日本酒の本当のはなし。

  1. 日本酒の原料について徹底解説
  2. 脱「新潟の美味しい辛口のお酒ください」のススメ
  3. 「日本酒なら大吟醸!おいしいよね。」そんなあなた、損してます。
  4. 安くて美味しい本醸造、教えます。

    「美味しい」と感じる、日本酒の味を分解してみよう。

  5. フルーティな日本酒を徹底解説
  6. 軽快な日本酒を徹底解説
  7. 米の旨味がはっきりしている日本酒を徹底解説(←イマココ) 
  8. 濃厚で熟成した日本酒の徹底解説

    ようこそ、日本酒のディープな世界へ!初心者卒業までの最後の一歩。

  9. 日本酒のマリアージュの世界へようこそ!
  10. 「山田錦」の味わいや特徴について徹底解説!
  11. 新潟「淡麗辛口」の日本酒とは。知ると日本酒がたのしくなる!
  12. 日本酒歴長い人も実は分かってない。酵母や麹の本当のはなし。
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